縄文土器で煮炊きする狩猟・採集の縄文時代!気候の温暖化で小動物や木の実が増えた?

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前回の歴史クイズ(復習)→第9章Lesson1

縄文文化は1万3千年前から水稲農耕を伴う弥生時代の始まる2500年前までの長期間にわたります。人々は弓矢を開発し、土器を作って食べ物を煮炊きするようになりました。

気候の温暖化で植物性食料が増え、どんぐり類も、水でさらし、土器で煮ることで、主な食料の一つとなりました。磨製石器も出現しました。

このころの土器は、縄目の模様に特色があるので、縄文土器と呼ばれます。このように、狩り・漁・採集を行い、縄文土器を使っていた時代を縄文時代と言います。

数千年前の縄文土器の特色と縄文人の知恵を学んでみましょう。

【第9章Lesson2】中学歴史要点クイズ問題スタートです!

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縄文時代には土器で煮炊きをし、ドングリも食べられるようになった

縄文時代の人々は弓矢を開発し、( ① )を作って、食べ物を煮炊きするようになりました。渋味のある( ② )類も、水でさらし、土器で煮ることで、主な食料の一つとなりました。

(  )のことばを答えてみよう!

ヒント
  1. 粘土を捏ねて形作った容器です。乾かして火で焼くことで、◯◯として使用できるものとなります。
  2. 「◯◯◯◯コロコロ〜お池にはまってサァ大変♪🎶」という童謡があります。
解答
1.土器
2.どんぐり

 

解説

❶ 土器

粘土に水を加えて練り固めます。そして乾かし、焼き固めることで土器が完成!焼く温度によって硬さや滑らかさの様々な土器ができあがります。磁器のように釉薬(うわぐすり)をかけない土器は、吸水性があります。土器は「野焼き」と言われる単純な焼き方で温度も1000°C以下(600〜900°)で焼かれていました。

ちなみに、今日、1200°以上で焼いたものを陶器、1350°以上で焼いたものが磁器です。

今日でも、わざと釉薬の表面にひびを入れることで、長年使い込むと色合いが変化していく「萩焼(はぎやき)」など、土器の魅力は尽きることがありません。

萩焼(蕎麦猪口)

現代の萩焼(蕎麦猪口)出典:Wikipedia

❷ どんぐり

トチノミとともに、暖かな時代となって日本列島に広がったブナ科の果実です。ドングリやトチノミは、水にさらし、土器で煮炊きして灰汁(あく)抜きをすることで食用となります。

縄文時代前期にはその方法が知られていました。これらクリ・クルミなど木の実の他にも、ヤマイモやマメ類などの栽培も行われました。だが、縄文時代は本格的な農耕の時代ではありませんでした。

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縄文時代には、縄文土器や木の実をすりつぶす磨製石器も作られた!

日本の新石器時代初期につくられた土器は、縄目の模様に特色があるので、( ① )と呼ばれます。また、石皿やすり石など、磨いた( ② )も出現しました。このように、狩り・漁・採集を行い、縄文土器を使っていた時代を( ③ )と言います。

(  )のことばを答えてみよう!

ヒント
  1. 縄目の文様をもつ土器です。
  2. 磨いた石器です。
  3. 日本の新石器時代の始まった「◯◯時代」です。
解答
1.縄文土器
2.磨製石器
3.縄文時代

 

解説

❶ 縄文土器

この時代に用いられた土器には、器の表面を平らにするために縄をころがしてつけた「縄文(じょうもん)」と呼ばれる文様をもつものが多いので縄文土器とよびます。

初期には、粘土でひもをつくり、輪状にして積み上げて整形していきました。そのため、厚手で黒褐色のものが多くあります。縄文時代の草創期・早期・前期に多いシンプルな土器から、複雑な文様や形をもつ中期・後期・晩期に至るさまざまな土器が出土しています。

尖底深鉢形土器
尖底深鉢形(せんてい ふかばちがた)土器 縄文早期 (出典:Wikipedia

把手付甕形(とってつき かめがた)
把手付甕形(とってつき かめがた)土器 縄文中期 (出典:Wikipedia

❷ 磨製石器

縄文時代に作られた磨製石器が発掘されています。石斧(せきふ)には打製石器も磨製石器もあり用途によって作られました。木の実をすりつぶす石皿やすり石なども出土しています。

石皿は今日でも、メシシコやインドなどでは穀物を製粉するために広く使用されています。

石皿と磨石
石皿と磨石(出典:Wikipedia

❸ 縄文時代

縄文時代は1万3000年前から、水稲耕作をともなう弥生時代が始まる2500年前ごろまでの長期間をいいます。この時代は新石器時代ですが、西アジアや中国などでは新石器時代には農耕や牧畜による食料生産が広がっていました。

しかし、日本の縄文時代は基本的には食料を狩猟・漁労によって採取する段階の文化をもつ時代です。

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縄文時代の有名な「火焔土器」を調べてみよう

深掘りテーマ

写真は、縄文時代中期に作られた装飾性豊かな火焔土器(かえんどき)です。火焔型土器ともいいます。燃え盛る炎のように見えますが、海が大きく波打っていると見る人もいます。

土器の多くは煮炊きをするための深鉢ですが、この「火焔土器」は、お焦げの跡のあるものもありますが、その形状から見て祭祀的目的に使うための道具だと考えられます。

火焔土器は東日本全体で200以上の遺跡で出土していますが、とりわけ、新潟県の信濃川中流域に集中しています。

縄文時代中期の馬高式土器
笹山遺跡(新潟県十日町市)で出土した縄文時代中期の馬高式土器(通称「火焔土器」)出典:Wikipedia

次回の歴史クイズ→第9章Lesson3
※順番に読み進めると知識が深まります。

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