人類は進化してきたのか?本当に何百年も前から存在していたのか?興味がありますね。
人類の誕生で明らかなことは、今の砂漠地帯はかつてサバナ気候で緑の大草原だったこと、その時代に生きた知性を持つ人類が動物を追いかけ、その姿を岩の壁に描いていたことです。
これが私たちと同じ現生人類、新人とよばれる人間であることは疑いありません。この旧石器時代に足を踏み入れてみましょう。
【第1章Lesson1】中学歴史要点クイズ問題スタートです!
目次
森から草原に移動した猿人
人類の祖先は森の中で暮らしていましたが、( ① )の変動で、森林がじょじょに乾燥してくると、草原に出ていき、後ろ足で立って( ② )で行動するようになりました。
( )のことばを答えてみよう!
- 今も地球温暖化で何の変化が大きくなり、地球環境が荒れてきていますか?
-
漢字6文字で書いてみましょう。「立って、両足で、歩く」のです。
❶ 気候
1万年前には、氷河時代の最後の氷期が終わり、氷河は後退して、森林はじょじょに乾燥して草原となり、砂漠になっていきました。
自然による気候の変動で、森から追い出されるという試練が、新しい世界で生きる知恵を与えてきました。
現代の地球温暖化問題は、私たち、とりわけ18世紀の産業革命から始まった資源の大量消費による生産の拡大が原因です。これは、改めて学んでいきましょう。
❷ 直立二足歩行
人類のはじまりは、つい数十年前の日本の教科書では400万年前と書かれてありました。
最近では、最新の研究から700万年前と教科書に記述されています。
その場合、人類とは、この骨格をもっているということです。言葉を話していたということではありません。
最も古い人類とは?
( )のことばを答えてみよう!
- 700〜150万年前ごろの最初の人類です。「猿のような人」の意味で、脳の容量は500ccほどです。
- 世界の5大陸の一つです。サハラ砂漠があり、大陸の中央を赤道が通っています。
- 大陸のオーストラリア(Australia)は「南の大地」という意味です。
❶ 猿人
直立二足歩行の特徴を人類とし、人類の歴史を猿人から考えると人類史の99%がこの先史(せんし)時代となります。
人類の進化は、猿人・原人・旧人・新人の各段階が考えられます。
❷ アフリカ
世界の5大陸とは、アフリカ・ヨーロッパ・アジア・北アメリカ・南アメリカ・オーストラリアです。ヨーロッパ州とアジア州とは地理的には地続きで、合わせてユーラシア大陸といいます。
地殻は常に動いています。アフリカ大陸の東にあるアラビア半島やマダガスカル島もかつては大陸の一部でした。
もっと大きな視点で見ると、ドイツの気象学者ヴェーゲナーは大陸移動説を発表し、一つの大きな大陸が移動して現代の姿になっているとの意見が発表されています。
❸ アウストラロピテクス
学名Australopithecusとは、「南の猿」という意味です。身長や脳容量はチンパンジーと同じようなものですが、直立二足歩行をしていた骨格をもつことで、猿と人との中間のような生物で人類の祖先ではないか、と言われてきました。
ルーシーとの愛称でも呼ばれ、さらに、2000年にエチオピアで発見された3歳の女児の全身化石は、「ルーシーの赤ちゃん」と名づけられました。
2001年にチャドの砂漠で発見されたトゥーマイも、脳の形からヒト科の特色を備えているとされました。
進化論と創造論の歴史観を調べてみよう
ここで学んできた「人類の祖先」は、進化論の立場にたっています。「生物は環境に適応しながら進化してきた」という歴史観です。
一方、世界には人類のはじまりを創造論の立場で理解している人たちもいます。「神が天地万物を創造し、人間も神に形作られた」という歴史観です。
アメリカでは、進化論と創造論とが世論を二分しており、それぞれの根拠を調べてみるのも興味深いことですね。
Let’s challenge!
次回の歴史クイズ→第1章Lesson2
※順番に読み進めると知識が深まります。
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