メソポタミア文明とエジプト文明の特徴!「目には目を歯には歯を」のハンムラビ法典とは?

前回の歴史クイズ(復習)→第3章Lesson3

いくつもの都市国家がありましたが、紀元前18世紀にはメソポタミア地域を統一したバビロン王朝が生まれます。王のハンムラビは、くさび形文字で石碑に刻まれたハンムラビ法典(ハムラビ法典)を作りました。

「目には目を歯には歯を」で有名な復讐法と言われる法典です。文化の融合が進み、アルファベットの原形もうまれてきました。

多神教の都市国家が多いなかで、紀元前6世紀、ヘブライ人(ユダヤ人)が一神教のユダヤ教を確立しました。

【第3章Lesson4】中学歴史要点クイズ問題スタートです!

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メソポタミアを統一したハンムラビ法典とは?鉄器の使用のはじまり

紀元前18世紀、メソポタミア地域を統一したバビロン王朝は、運河の大工事で治水・かんがいを進め、( ① )という法律をつくり、人々や奴隷を支配しました。栄えた( ② )文明は周辺に広がり、その富を求めた諸民族は侵入や移住をくりかえします。紀元前17世紀、鉄製の武器をもつヒッタイト人は小アジアからメソポタミアにも遠征して、バビロン第一王朝を滅しました。

(  )のことばを答えてみよう!

  1. 王の名前から、◯◯◯◯◯法典といいます。
  2. メソポタミア(文明)
1.ハンムラビ法典
2.メソポタミア(文明)

 

❶ ハンムラビ法典

ハンムラビ法典196・197条にあるとされる「目には目を歯には歯を」との記述が有名です。

これは復讐法とよばれ、2mを越す石碑にくさび形文字で刻まれていました。刑罰は、被害者の身分によって違っていました。

ハンムラビ法典が記録された石棒
ハンムラビ法典が記録された石棒、ルーブル美術館所蔵(出典:Wikipedia

❷ メソポタミア文明の特色まとめ

  • ティグリス川とユーフラテス川の間に挟まれた地域で農耕や牧畜が始まる。
  • 諸民族の行き交い、交易が盛んな地域。
  • 紀元前3000年、神殿を中心に都市国家がつくられる。
  • 青銅器、くさび形文字、太陰暦、1年を12ヶ月、1週間を7日とし、時間や角度を60進法ではかる。
  • 紀元前18世紀、ハンムラビ王がメソポタミア地域を統一し、ハンムラビ法典をつくって人々を支配する。
  • 紀元前17世紀、ヒッタイト人が鉄製の武器を持ち、メソポタミアに侵入してバビロン王朝を滅ぼす。

メソポタミアの位置
メソポタミアの位置(出典:Wikipedia

エジプト文明の特色まとめ

  • 紀元前3000年、ナイル川の流域に国家が作られる。「エジプトはナイルのたまもの」
  • 海と砂漠に囲まれ、統一王国が長く続く。
  • ピラミッド、スフィンクス、象形文字(絵文字)

アブ・シンベル神殿
アブ・シンベル神殿(出典:Wikipedia

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文明の先進地オリエントとは?アルファベットやユダヤ教が生まれる!

エジプトからメソポタミアの地域は、合わせて( ① )とも呼ばれました。メソポタミアで交易が盛んになると、象形文字とくさび形文字を組み合わせて、( ② )の原形がつくられました。紀元前6世紀、ヘブライ人(ユダヤ人)が一神教の( ③ )を確立しました。

(  )のことばを答えてみよう!

  1. 古代ローマから見て「太陽がのぼる所」という意味です。「オ◯◯◯ト」
  2. 今、広く英語圏で使われているABCですね。
  3. キリスト教の元になったユダヤ民族の宗教です。
1.オリエント
2.アルファベット
3.ユダヤ教

 

解説

❶ オリエント

メソポタミア地域やエジプト地域を合わせたオリエントとは「太陽がのぼるところ」という意味です。現在の中東とよばれる西アジアの地域で、古代ローマから見ると、まさに、文明の先進地域でした。

紀元前4000年頃からエジプトとメソポタミアでは都市がつくられるようになり、農耕・牧畜の方法から、建造物、文字、数学を生み出したこの文明は、やがて地中海にも広がり、ギリシャやローマの文化に影響を与えました。

古代オリエント

古代オリエント(出典:Wikipedia

❷ アルファベット

これがフェニキア文字です。やがてギリシャに伝えられて商業活動でさかんに用いられ、現在のアルファベットとなっていきました。

フェニキア文字
フェニキア文字(出典:Wikipedia

❸ ユダヤ教

遊牧民であったヘブライ人(ユダヤ人)は、紀元前1500年頃、パレスチナに定住しましたが、飢饉が襲ったとき、一部はエジプトに移住し、大きな民族となりました。

エジプト新王国のファラオによって奴隷の圧政をうけ、紀元前13世紀に預言者モーセに導かれてパレスチナに脱出します(出エジプト)。

ヘブライ人は統一王国をつくり、ダビデ王、ソロモン王の時期に栄えましたが、アッシリアや新バビロンによって滅ぼされ、住民の多くが捕囚となる苦難を味わいました。

古代ヘブライ人の描写
ドゥラ・エウロポスのシナゴーグにある古代ヘブライ人の描写(出典:Wikipedia

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「目には目を歯には歯を」のハンムラビ法典(ハムラビ法典)を深掘り

ハンムラビ法典(抜粋)
1条 人がもし他人を殺人の罪で告訴し、これを立証できないときは、告訴人は死刑に処せられる。
53条 自分の堤防を強固にすることをおこたったために、崩壊が起こり、水が耕地を流し去った時は、・・・流出させた穀物をつぐなわなければならない。
195条 息子がその父をなぐったときは、その腕を切り落とされる。
196条 他人の目をつぶした者は、その目をつぶされる。
199条 他人の奴隷の目をつぶしたり、骨を折ったりした者は、その奴隷の値の半分を支払う。

ハンムラビ法典は、「やられたらやり返す」というよりも、やられた以上のことをやり返してはならない、といったルールがつくられたということが大切です。ましてや、「倍返し」ではありません。

現代の価値観からすぐに判断するのではなく、その時代の人々の目線に立って見ていくことが大切です!他の地域でもハンムラビ法典は、広く知られていました。イエス・キリストはこんな教えも語っています。

「あなたがたも聞いているとおり、『目には目を、歯には歯を』と言われている。しかし、私は言っておく。悪人に手向かってはならない。誰かがあなたの右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい。」(聖書「マタイの福音書」)

コーヒーブレイク

当時、ビールが労働者は1日に約2リットル、役人には3リットル、僧侶には5リットル与えられたといいます。これは僧侶が酒飲みだということではありません。ビールが通貨の役割も持っていたということです。

ハンムラビ法典の「居酒屋」の項目には、「酒を少なく注いだり薄めたりしたら、主人は水中に投げ込まれる」といった罰則(108条)もあったようです。

スゥ〜(と息を吸って)〜ヴヒヒヒ〜ン

次回の歴史クイズ→第4章Lesson1
※順番に読み進めると知識が深まります。

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