前回の歴史クイズ(復習)→第1章Lesson2
氷河時代と氷河期・氷期とはどう違うのでしょうか?私たちの生きている現代は氷河時代なんでしょうか?
今回の歴史クイズでは、原人の時代から考えて行きましょう。
【第1章Lesson3】中学歴史要点クイズ問題スタートです!
目次
環境に適応して氷河時代を生き延びる
200〜40万年前ごろに登場した( ① )は、脳も猿人の2倍になり、道具や狩の技術も進歩します。彼らは、動物の毛皮を着て寒い地方でも生き延びていきます。100万年以上前には、アフリカを出て、今のヨーロッパやアジアにまで広がっていきました。
260万年前から、地球は厳しい寒さに何度も襲われました。寒い氷期と温暖な間氷期とをくりかえす( ② )になったのです。
( )のことばを答えてみよう!
- 200〜40万年前ごろの人類です。洞窟からは、石器や動物の骨、焼けた木とともに、人骨の化石が発見されています。
- ◯◯時代です。氷期には、北の地域は◯◯に覆われました。ノルウェーの沿岸に残るフィヨルドは、侵食した◯◯の爪あとです。
❶ 原人
アフリカに始まり、ヨーロッパ・東アジアから南アジアへと広がっていった人類で、ジャワ原人、ペキン原人が有名です。火を使い、また、ハンドアックスとよばれる、手でにぎって使う打製石器をつくり、狩猟・採集生活をしていました。
原人の暮らし、火を道具として使い始めた。(Wikipedia)
❷ 氷河時代
地球史の中で氷河時代は5つあると言われています。最後の氷河時代が260万年前から始まっており、数万年単位で氷床が大きくなる氷期と、暖かくなって氷床が小さくなる間氷期を繰り返すとされています。
1万年前に氷期が終わって急速に温暖化が進み、今は、南極大陸や北部のグリーンランドなどに氷床が残る間氷期だというわけです。振り返れば、氷期の時期、今の砂漠地帯が、動物がたくさん生息する草原地帯だったのですね。
氷期最盛期の地球の氷河時代の想像図(Wikipedia)
人類の生活に大きな変化をもたらしたものとは?
( )のことばを答えてみよう!
- 今の中国の首都付近の森で発見されたため、この名で呼ばれる原人です。学名はホモ・エレクトス・ペキネンシス。
- この使用は、人類の生活を大きく変えていきました。
❶ 北京原人(ペキン原人)
1929年に周口店で発見された最初の北京原人の頭蓋骨(Wikipedia)
❷ 火
そして、火で焼き、煮炊きすることで、肉や木の実、穀物を柔らかくして食べることのできる食料が増えました。そして、感染症を防ぎ、食中毒からの安全がもたらされるようになったのです。
「プロメテウスの火」というギリシャ神話を知っていますか?プロメテウスは、寒さや自然の脅威から人が守られるために天界の火を盗んで人類に与えました。最高神ゼウスの怒りをかったプロメテウスは岩に縛りつけられ苦しんだ、との神話です。
人類は火を使って文明を発展させますが、その火を使って武器をつくり戦争をはじめました。火はそれほど大きな価値を持ち、影響をもつものだということを語っていますね。
ヤン・コシエールの1637年の絵画『火を運ぶプロメテウス』(Wikipedia)
北京(ペキン)原人とジャワ原人の違いと特徴は?
北京(ペキン)原人は、40体の頭蓋骨や多数の歯が発見されており、木炭や灰が出土したので、火を使っていたことがわかっています。
ジャワ原人の化石は、北京原人に先立つ19世紀半ばにインドネシアのジャワ島で発見されました。頭の形は原始的ですが、大腿骨はまっすぐで現代人に似ているので、直立猿人(ピテカントロプス=エレクトゥス)と名付けられ、サルと人との中間状態の人類だと考えられていました。
しかし、現在では、北京原人と同じ、原人(ホモ=エレクトゥス)の一つの地域集団とされ、直立猿人とは言わず、単に「ジャワ原人」といいます。100万年前、50万年前、10万年前の三つのグループが知られていますが、絶滅したとされています。
次回の歴史クイズ→第1章Lesson4
※順番に読み進めると知識が深まります。
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